転入生
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暑い夏も終わり秋に変わろうとしていた季節にそれは突然訪れた。
「おっはよーみんなっ。今日も良い一日だねぇ!」
底抜けに明るい声と共に教室に入って来たのは、
スラリとした長身に鮮やかな白髪。
そしてなにより特徴的な目隠し。
「あれ。どったの?元気ないね」
と、不思議そうに小首を傾げるのは、五条悟。
この呪術高専の先生である。
「あんたのそのノーテンキな頭に呆れてんのよ」
そう返すのは五条の生徒である、釘崎野薔薇。
「暑くてうんざりなのにそのノーテンキなテンションムカつくわぁ」
机に肘を付きうんざりした口調で続ける釘崎。
他の2人も似たような状態で、夏は過ぎたとは言えまだまだ暑い。
暑さのせいか、五条のせいか、やる気の無い様子だ。
「はいっ!そんな君達に嬉しいお知らせっ!」
「は?」と顔に書かれた生徒達を横目に、教室の入口に声をかける。
「入っておいで」
掛け声と共にスーッと開く扉。
そこから1人の少女が入って来た。
白く透き通る様な肌に淡い桃色の唇。
硝子玉の様に大きく綺麗なひとみ。
黒髪を簪でひとまとめにしておりそこから覗く細い首。
生徒達が目を丸くしているのもお構い無しに
「彼女は宮城朱鳥。このクラスの転入生だ」
「はじめまして。宮城朱鳥です。よろしくお願いします。」
そう言ってお辞儀をした。
簪の飾りがシャラりと鳴る。
「は??」先程とは違った感情の文字を顔に貼り付け五条を見やる。
「サプラーイズッ!」
「あんたっ!そういう大切なことはもっと早く言いなさいよ!!」
「えっー!新しいクラスメイトっー!チョー楽しみ!」
「…呆れたやつ」
「紹介するね。喋った順番に左から、釘崎野薔薇。虎杖悠仁。伏黒恵。今日から朱鳥のクラスメイトだ」
「……よろしくお願いします。」
彼女はそう言って再びお辞儀をした。
「じゃっ。僕、これから仕事だから。
今日自習ね」
「はぁっ!?」
今度こそ3人の口から声が盛れるが、そんなのはお構い無しに五条は「じゃあねぇ」と手をヒラヒラさせながら出て行った。
閉まった扉
訪れる無言
最初に無言を破ったのは、釘崎野薔薇だった
「えーっと?宮城朱鳥だっけ?」
ポリポリと頭を掻きながら口にする
「釘崎野薔薇よ。」
「そっちのピンク頭が虎杖悠仁、で隣のムッツリが伏黒恵。2人には気をつけなさいよ」
「誰がムッツリだ」
ボソリと抗議するものの
「俺っ虎杖悠仁っ。よろしくなっ」の声にかき消される。
「そもそも、転入生来るのになんで事前に何も言わないのよ!あの白頭!」
「はぁ。五条先生が突拍子も無い事するのはいつもの事だろ」
「俺はクラスメイト増えて嬉しいぜー」
やいやいと続く会話。
これが、彼等の出会いだった。
「おっはよーみんなっ。今日も良い一日だねぇ!」
底抜けに明るい声と共に教室に入って来たのは、
スラリとした長身に鮮やかな白髪。
そしてなにより特徴的な目隠し。
「あれ。どったの?元気ないね」
と、不思議そうに小首を傾げるのは、五条悟。
この呪術高専の先生である。
「あんたのそのノーテンキな頭に呆れてんのよ」
そう返すのは五条の生徒である、釘崎野薔薇。
「暑くてうんざりなのにそのノーテンキなテンションムカつくわぁ」
机に肘を付きうんざりした口調で続ける釘崎。
他の2人も似たような状態で、夏は過ぎたとは言えまだまだ暑い。
暑さのせいか、五条のせいか、やる気の無い様子だ。
「はいっ!そんな君達に嬉しいお知らせっ!」
「は?」と顔に書かれた生徒達を横目に、教室の入口に声をかける。
「入っておいで」
掛け声と共にスーッと開く扉。
そこから1人の少女が入って来た。
白く透き通る様な肌に淡い桃色の唇。
硝子玉の様に大きく綺麗なひとみ。
黒髪を簪でひとまとめにしておりそこから覗く細い首。
生徒達が目を丸くしているのもお構い無しに
「彼女は宮城朱鳥。このクラスの転入生だ」
「はじめまして。宮城朱鳥です。よろしくお願いします。」
そう言ってお辞儀をした。
簪の飾りがシャラりと鳴る。
「は??」先程とは違った感情の文字を顔に貼り付け五条を見やる。
「サプラーイズッ!」
「あんたっ!そういう大切なことはもっと早く言いなさいよ!!」
「えっー!新しいクラスメイトっー!チョー楽しみ!」
「…呆れたやつ」
「紹介するね。喋った順番に左から、釘崎野薔薇。虎杖悠仁。伏黒恵。今日から朱鳥のクラスメイトだ」
「……よろしくお願いします。」
彼女はそう言って再びお辞儀をした。
「じゃっ。僕、これから仕事だから。
今日自習ね」
「はぁっ!?」
今度こそ3人の口から声が盛れるが、そんなのはお構い無しに五条は「じゃあねぇ」と手をヒラヒラさせながら出て行った。
閉まった扉
訪れる無言
最初に無言を破ったのは、釘崎野薔薇だった
「えーっと?宮城朱鳥だっけ?」
ポリポリと頭を掻きながら口にする
「釘崎野薔薇よ。」
「そっちのピンク頭が虎杖悠仁、で隣のムッツリが伏黒恵。2人には気をつけなさいよ」
「誰がムッツリだ」
ボソリと抗議するものの
「俺っ虎杖悠仁っ。よろしくなっ」の声にかき消される。
「そもそも、転入生来るのになんで事前に何も言わないのよ!あの白頭!」
「はぁ。五条先生が突拍子も無い事するのはいつもの事だろ」
「俺はクラスメイト増えて嬉しいぜー」
やいやいと続く会話。
これが、彼等の出会いだった。
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