✿第2章
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戦闘は激化していた。
「〘お前達、輝莉をかなり信頼しているんだな〙」
「〘助けに行かなくていいんですか?〙」
ジェノックのメンバーは問う。
「〘助ける?野暮やんなもん〙」
「〘彼奴は俺達を信じてくれているから、バンデットの殲滅を任せてくれた〙」
「〘任せてくれたという事、つまり助けは無用だという事!〙」
「〘それに、助けに行こうモンなら、彼奴の信頼を裏切っちまうからな!〙」
「〘助けが欲しいなら自分から言う、それがないのはいい話だ〙」
ハーネスのメンバーの信頼度は熱い。
そんな頃…
「〘こんの!!〙」
アラタはドットフェイサーを使い、ダメージを与えようとする。
ラージドロイドは武器を振り下ろす。
「〘うわ!!〙」
振り下ろされた武器を輝莉が狙撃ではじく。
「〘助かった!〙」
「〘銃火器系の武器にしな!接近戦はもってかれるよ!〙」
「〘分かった!〙」
「〘来るぞ!!〙」
戦闘は続く。
「やっぱり彼奴は勘づいてやがるな、ラージドロイドは壊されるのは確実…
それでも彼奴は落ちることはない…なら」
ラージドロイドの両腕は動きを止めた。
中心部のコアが開く
「〘今だ!!〙」
「「「〘〘〘必殺ファンクション!!!〙〙〙」」」
ー ” アタックファンクション ハンドレッドバスター ”
ー ” アタックファンクション フルビットストーム ”
ー ” アタックファンクション ホーリーランス ”
必殺ファンクションは当り、ラージドロイドは倒された。
筈だった…
「〘様子がおかしい!?〙」
「〘こいつ自爆する!全機撤退!!〙」
デスフォレスト全域に及ぶ程の爆発が起きた。
「これは…」
「なんてこと…」
ジェノックとハーネス小隊は無事に避難できていた。
「〘嘘だろ…輝莉、輝莉無事か!!〙」
「〘アラタ!!〙」
…
「〘…ふぅ…アラタ、輝莉、無事か〙」
「〘何とか…〙」
「〘ギリセーフ…あービックリした…〙」
3機は無事だった、だがダメージは蓄積してしまいかなり危険な状態
「〘あ、鬼電来てるわ〙」
「〘輝莉!!〙」
「〘無事よ無事、大丈夫〙」
「〘良かった、何が起きたんだ!?〙」
「〘倒したはずのラージドロイドが自爆した〙」
「〘何!?〙」
「〘アラタもムラクも無事だけど、3機ともかなりギリだわ…
悪いけど、これそうだったら来て欲しいかも…〙」
その時、黒いLBXが現れる。
「〘何だ!?〙」
「〘…バンデットの主格と言ったところさね〙」
「〘今回の事は奴が…〙」
「〘さぁどうだろうね…〙」
黒いLBXは武器を構え攻撃を開始する、3機は避けるが…
「〘黒いLBXが現れて、3機を襲撃してる!ムラク機がやられた!〙」
「〘輝莉機が辛うじて抑えてるけど持たないよ!!〙」
ガウンタ・イゼルファーは動くことが出来ない状態になっていた、
ドットフェイサーは辛うじて動けるが危険な状態は変わらない。
フェンリル・ダークは敵機を抑えるが長くは持たない。
その時、通信が入った。
【〘よう、久しぶりだな〙】
「【…やっぱりアンタか…見覚えあると思ったわ】」
【〘覚えててくれてるとは嬉しいねぇ〙】
「【んで?通信入れてきたって事は用があるんでしょ?】」
【〘雇い主が、お前の事を探してたんだぜ?ここにいるって教えといた〙】
「【余計なことしてくれる…本当余計なことしかしない】」
【〘おいおい、そう言うなよキョウダイ〙】
お互いの武器を使い、殴り合う両機の激しさは増す一方だった。
「…やっぱりコレはキツいかッ」
敵機の一撃が狼に入る。
「輝莉!!」
アラタが叫ぶ、周囲を見る彼の呼吸が速くなる。
ムラクは動けない、輝莉もまた危険な状態、敵機は武器を狼の首元に向ける。
【〘仲良くしたかったんだけどなぁ?〙】
「【馬鹿言うな……】」
武器を大きく振り上げた
その時だった
ドットフェイサーが動き、敵機を蹴り飛ばした。
ズキッ
「〘!!!〙」
「〘輝莉、無事か?〙」
何とかフェンリル・ダークの側へ寄るガウンタ・イゼルファー。
「〘…そっちは〙」
「〘動くだけでもやっとだ〙」
「〘アラタ…〙」
ドットフェイサーは見たことが無いような動きをする、
目で追いつく事が出来ないほどの速度を見せる
「〘ヴ…〙」
輝莉は、血が垂れたのを感じる。
「〘…やば…〙」
狼は辛うじて立ち上がろうとするが、直ぐに座り込む。
「〘輝莉!?どうした!?〙」
「〘…(この感覚…まさかアラタ)〙」
アラタもまた、初めての感覚だった。
「動きが…止まって見える」
敵機は手も足も出なくなる状況に陥っていく。
ジェノックとハーネスの各第1小隊が到着する
「〘アラタ…何だ、あの動き〙」
「〘どういうことだ〙」
「〘アレって確か…〙」
「〘カゲトラ、アレ!〙」
ハーネス第1小隊は直ぐにフェンリル・ダークとガウンタ・イゼルファーの元へ
「〘輝莉!!〙」
「〘来たか、ハーネスの〙」
「〘……カゲ…t…〙」
輝莉の反応がかなり悪くなっていた。
「〘瀬名アラタの状態を見て、突如…何か知っているか〙」
「〘それは…〙」
「〘情報を聞くわけじゃない、知っているならそれでいい。
直ぐに撤退させろ、危険な状態かもしれない。
俺の機体も動けない、守ってやることが出来ないからな…〙」
「〘確かに、側についてくれて助かる。タケル!〙」
クラフトキャリアが到着する。
「〘ハーネス全機撤退!!撤退する!!〙」
「〘輝莉、しっかりするんやで〙」
「〘…ごめん…〙」
ハーネスは撤退した。
「輝莉!!」
各位が輝莉のポッドへ走る。
「…辛うじて…生きてる…ティッシュある?」
鼻血を抑える輝莉が降りようとしたが、ふらついてしまう。
カゲトラとシスイが受け止める。
「輝莉!!大丈夫か!?」
「…あんま…大丈夫じゃ…ない…」
「直ぐに運ぶぞ!」
その後、敵機は撤退したが、ウォータイム終了後、
アラタも気を失い倒れてしまった。
しばらくして、アラタは目を覚ました。
ハルキとヒカルはそれに安堵する
「あ、輝莉は!?」
ー さけぶな、アンポンタン……
保健室のカーテンが開き、横になっている輝莉がいた。
「無事だったか…」
「辛うじて…」
保健室に海道が来る。
「二人とも目が覚めて良かった」
「ジンさん、アラタのあの状態は一体」
「それは…」
「説明は…私がする」
起き上がる輝莉、カゲトラが支える。
「アラタが発動させたのは、オーバーロードさね…」
「オーバーロード?」
「人間の脳が極限まで活性した過集中状態の事さね。
使用した際に瞳が光り、すべての事象がスローモーションにみえ反応が素早くなり、
LBXと一体化した超高速な戦闘が可能になる。相手の動きが止まって見えたろ?
オーバーロード能力の使用中は極端に脳活動が高まるため、使用後激しい疲労と虚脱に襲われるんだよ…
わかった?」
「…うん」 プシュー…
「うん、煙出るわな…まぁこの力は使わないのが一番よ…」
「輝莉、戻れそうか?」
「…戻って布団で寝たいですわ…」
「カゲトラ、寮まで連れて帰ってやれ」
「分かりました、ほら」
おんぶされる輝莉
「あ、コレ…」
アラタにチョコを渡す
「それ食べときな、しばらく休みますー…」
「分かった、確り休め」
輝莉はカゲトラにダック荘まで運ばれていった。
