✿第1章
夢小説設定
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ポッドから降りた3人、タケルも加わりハイタッチ。
「勝てた!勝てたよ!」
「やれば出来るもんだね…疲れたぁ」
「相手も対策してくるとは思ったが」
ランクは更に上がった。
「輝莉」
カゲトラは輝莉に声をかける。
「何?」
「今日はここまでにする、屋上へ行くぞ」
「え?何でまた」
「ええからええから」
スズネに押される。
「ちょっと何さ」
「話したいことがあるんだ」
「ほら、行くよ」
タケルにも急かされる。
屋上へ向かうと、そこには第2から第4小隊まで揃っていた。
何かを察する輝莉。
「(…結構早くバレたかもしれないな…)」
カゲトラが言う。
「輝莉、ここに来た理由はスカウトだったよな」
「…そうだけど」
「本当に、それだけですの?」
「学園に来て、更に強さを磨いてみないか、そう言われたんだよ」
仲間達は疑っていた。
「もう何さ」
「応えてくれ、お前は…何のためにここに来たのかを。
個人任務を与えられたり、黒騎士の存在も…何か別の理由があってのことなんだろう?」
「…んー…あーもう!!」
両手を挙げ、ため息をつく輝莉。
「参った、正直に話す」
輝莉はフェンスにもたれる。
「先に言う、今から話すのは皆にとっても結構エグいものになる。
正直に全てを話すんだ、覚悟は出来ているよね」
「勿論だ」
輝莉は話し始めた。
「子供だけのハッカー集団、聞いた事ある?」
それは、ネットをざわつかせた情報だった。
ー 裏世界を牛耳ると言われているハッカー集団
構成員は子供だけ
構成員数は未知数
てっきり作り話ともされていた話だった。
「そのハッカー集団の長が、私さ」
メンバーは驚いていた。
「東郷総理の直々のご依頼とご指名でね、期限は卒業の日まで、
疑似世界の守護を依頼されていたんだよ。
個人任務は、疑似世界の哨戒任務だったんだ、異変が起きてないかとか、それを報告する為にね」
話は続いていた。
「スカウト理由については本当だよ、大会出場での思い出話も下でしょ?アレも本当。
だから、正体隠して大会に参加するようにしてたんだよ、
謎の仮面プレイヤー”
まぁ、一応優勝歴作らなきゃいけなかったから、素顔で出てたんだけど、…諸事情でね。
諸事情は後で話すよ、順番にね」
仲間達は声を出すことが出来なかった、話が壮大すぎたからだ。
とにかく黙って聴く事に徹していた。
それに、内容がかなりキツい物だった。
女子陣営は数名口を押さえていた。
「ついでに集団作った理由と目的も話したけど、大丈夫?」
「…すまない、かなりの内容だったから声が出なかった」
「アンタ…そんな生活送って……それに…」
「まぁ…そう思うよね、シスイ達にも話した時も似た反応されたよ」
「それはそうだろう」
続きを話し始めた。
「皆は疑問に思ったことはあるかな、何故LBXプレイヤー育成校でありながら、戦争のシミュレーションをしているのか」
「…確かに」
「言われてみればそうですわね」
「してるからさ、”本当の戦争”をね」
仲間達は目を見開いた。
「信じられないかもしれない、でも皆は知っているはずさ」
ランキングバトルを始めた頃、ニュースで報道された。
それはセカンドワールドにあった国、友好国クルセイドの消滅と、現実の世界で、クルセイドと同じ位置にあった国が国号を変えたと。
「まさか本当に…」
「そうさ、代理戦争をやらせていたんだよ。
戦争を無くすためのプロジェクトで、この学園は子供達を利用している」
「そんな…」
「中には、このプロジェクトで救われた者達もいるだろう。
それを否定はしないが、おかしいとは思わないか?
何故、その代理戦争をLBXプレイヤー達にやらせるのか…」
「…俺達は利用された」
「そう言う事さ」
輝莉は頷いた、ハーネスの仲間達は何を信じればいいのか分からなくなっていた。
「だから、【私は来た】」
「!」
「ここに来たのは東郷総理の依頼でもあるし、副司令からの依頼もある」
「副司令の?」
「そう、副司令からの依頼は_____」
その内容に、仲間達はまるで覚悟を決めたような目をする。
「私の正体に気がついていたのは、第4小隊、そして北条ムラク」
「ムラクが!?」
「あのとき呼び出されたでしょ?その時にね…
彼もまた、こちら側の人間だった。協力者さ
第4小隊は…もう、シスイの好奇心に折れただけよ」
「褒めてくれるのかい?」
「褒めてないっちゅうに」
咳払いをする。
「この任務、結果次第では世界にも関わってくる、
”残された時間”…私には1人でも多くの仲間がいるんだ、
協力してくれる強い仲間が欲しい…どうだろうか」
少し不安そうな顔をする輝莉
話を聞いたカゲトラ達は互いに見合い、頷き笑う。
カゲトラが前に出る
「お前の強さはともに戦いよく分かった、誰もが強さを認めている。
それにお前が指示を出して、聞かなかった奴がいたか?」
「反論する気もおきんかったわw」
「そりゃそうだw」
「言えてるわw」
隊長達は頷いた。
その仲間もまた、頷き笑う。
「気になっていたモヤモヤはコレで晴れた、正直に話してくれて良かったよ」
「つまりだ、俺達は喜んでお前の協力する。お前は言ったろ?」
ー 汚れ役は、私1人でいい
「輝莉、お前1人に汚れ役はやらせない。
…お前と最後まで戦わせてくれ、共にいさせてくれ、それが俺達の覚悟だ」
その言葉に、輝莉は笑顔を見せた。
「ありがとう」
「ハーネス、新たな王の誕生だ」
「そうだ、輝莉は王様だ!」
「王だと男なのよ、私女だが?」
「じゃぁ、女王様だ!」
「やれやれ…」
笑い声が溢れた。
「そうだ!黒騎士は?そのことまだ聞いてないよ?」
「そうだったわ、ちょっと待って」
輝莉はCCMを操作する、普段と違うCCM。
現れた黒いLBX。
「『コレが、お前達が知りたがっていた、黒騎士の正体だ』」
輝莉の声が変わった。
「お前、その声!」
「げっほ…あー…コレやると咽せるのよ。
正体を明かさない為に声変えれるようにしてるのよ、
このLBXも、仕事用の機体さ。マルチギミックサック装備のね」
「凄い…もっと見せて!」
メカニック達の目が輝いた。
「その目…」
輝莉の目が紅くなっているのに気づいた。
「あぁ、もう一つの能力さ」
