一章(杭瀬村編)
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(暖かい)
そう思ってもぞりと動いた瞬間、その暖かさはどこかへいってしまった。
「お前、誰だ」
知らない男の声だ。私は怖くて声もあげられない。
子供と寝ていたはずなのに、夫とは違う低く鋭い声が私を拘束している。
横になっていた私の両腕は頭上に締め上げられている。
あたりは真っ暗で何も見えないが、板張りの上に寝かせられているようだった。
(…子供の声がしない。)
今までの恐怖から一転、子供のことで頭がいっぱいになった。
「…こどもは…どこ」
あたりを見回しても気配さえ感じない。
(もしあの子になにかあったら…殺してやる。)
そう思った瞬間、腕を掴む男の力が強くなった。
「……」
男は黙ったまま動かない。
「こどもは無事ですよね」
そうあって欲しいと願って聞く。だが男は何も答えない。男の態度に最悪な状況を想像してしまう。
「お前が言うこどもとは誰のことだ。もし目的が子供を取り返すと言うのであれば、ワシのところにはいない。」
「……いや、隣で寝てた子のことで…」
「隣?ワシは1人で寝ていだぞ?」
「え?…何言って…私が子供と2人で寝てましたけど。あなたが後から来たんでしょう!」
「何を言う。ここはワシとラビちゃんケロちゃんが先に住んでおったわ!」
「はあ?そっちこそ何言ってんの?ここは35年ローンでたてたばっかの新築だわ!知らないおっさんなんか住まわしてない!」
状況がさっぱり理解できない。子供と2人で寝ていたはずなのに、頭のおかしなやつが侵入してきたのだろう。最悪だ。
とりあえず
((……話がかみあわない))
そう思ってもぞりと動いた瞬間、その暖かさはどこかへいってしまった。
「お前、誰だ」
知らない男の声だ。私は怖くて声もあげられない。
子供と寝ていたはずなのに、夫とは違う低く鋭い声が私を拘束している。
横になっていた私の両腕は頭上に締め上げられている。
あたりは真っ暗で何も見えないが、板張りの上に寝かせられているようだった。
(…子供の声がしない。)
今までの恐怖から一転、子供のことで頭がいっぱいになった。
「…こどもは…どこ」
あたりを見回しても気配さえ感じない。
(もしあの子になにかあったら…殺してやる。)
そう思った瞬間、腕を掴む男の力が強くなった。
「……」
男は黙ったまま動かない。
「こどもは無事ですよね」
そうあって欲しいと願って聞く。だが男は何も答えない。男の態度に最悪な状況を想像してしまう。
「お前が言うこどもとは誰のことだ。もし目的が子供を取り返すと言うのであれば、ワシのところにはいない。」
「……いや、隣で寝てた子のことで…」
「隣?ワシは1人で寝ていだぞ?」
「え?…何言って…私が子供と2人で寝てましたけど。あなたが後から来たんでしょう!」
「何を言う。ここはワシとラビちゃんケロちゃんが先に住んでおったわ!」
「はあ?そっちこそ何言ってんの?ここは35年ローンでたてたばっかの新築だわ!知らないおっさんなんか住まわしてない!」
状況がさっぱり理解できない。子供と2人で寝ていたはずなのに、頭のおかしなやつが侵入してきたのだろう。最悪だ。
とりあえず
((……話がかみあわない))
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