間話 掟と話し合いと…集合?
一瞬、沈黙が流れた。しかし…
「よっしゃあぁああ!」
「わわっ!」
ザードは叫び、返事を聞く前にアテナを抱き上げ、そのまま抱き締めた。机の上で。
「わっ!あっ!ザード様!あの!ま、周りの視線が!は、恥ずかしいですっ」
「関係ねぇ、お前は俺のもんだ!!」
相変わらず直球のザードのセリフにアテナは顔が熱った。
机の下では、まるで舞台を眺めるかのように拍手をする創国親子とサルゴンや呆れているヒイラギとラルゴ、微笑ましく二人を見つめるレオが見える。…周りの視線が激しく痛い…
「よし!今すぐ式だ!式!!結婚だ!おら!行くぞ!」
「止まれ!首の上に乗っているのは飾りか馬鹿者!これは貴様等二人だけの問題ではないと言ったはずだ!」
フェルナンドが怒り気味に怒鳴ると、アテナを抱えたまま机を飛び降りたザードは一時停止した。しかしうずうずとした様子ですぐにでも動きが再開しそうだ。
「…とにかく、法は改正された。明日五つ国全域に改正法を発令する…」
今日何度目の溜め息か…ナルセスは一層深く吐いたのち、出入り口に進んだ。
「城に戻るぞ、フェルナンド。明日の準備を行う」
「はい」
フェルナンドも大きな溜息を吐き、ナルセスに続いた。
しかし、ドアの前でくるりと振り返ると相変わらずの鋭い瞳で睨みつけられた。
「くれぐれも先走った行動は起こさないように。…武の国に、女神の加護と幸運を祈る。失礼」
そう言うと、フェルナンドは立ち去っていった。
──最後の横顔が微笑んでいたように見えたのは気のせいだろうか…
「よっしゃあぁああ!」
「わわっ!」
ザードは叫び、返事を聞く前にアテナを抱き上げ、そのまま抱き締めた。机の上で。
「わっ!あっ!ザード様!あの!ま、周りの視線が!は、恥ずかしいですっ」
「関係ねぇ、お前は俺のもんだ!!」
相変わらず直球のザードのセリフにアテナは顔が熱った。
机の下では、まるで舞台を眺めるかのように拍手をする創国親子とサルゴンや呆れているヒイラギとラルゴ、微笑ましく二人を見つめるレオが見える。…周りの視線が激しく痛い…
「よし!今すぐ式だ!式!!結婚だ!おら!行くぞ!」
「止まれ!首の上に乗っているのは飾りか馬鹿者!これは貴様等二人だけの問題ではないと言ったはずだ!」
フェルナンドが怒り気味に怒鳴ると、アテナを抱えたまま机を飛び降りたザードは一時停止した。しかしうずうずとした様子ですぐにでも動きが再開しそうだ。
「…とにかく、法は改正された。明日五つ国全域に改正法を発令する…」
今日何度目の溜め息か…ナルセスは一層深く吐いたのち、出入り口に進んだ。
「城に戻るぞ、フェルナンド。明日の準備を行う」
「はい」
フェルナンドも大きな溜息を吐き、ナルセスに続いた。
しかし、ドアの前でくるりと振り返ると相変わらずの鋭い瞳で睨みつけられた。
「くれぐれも先走った行動は起こさないように。…武の国に、女神の加護と幸運を祈る。失礼」
そう言うと、フェルナンドは立ち去っていった。
──最後の横顔が微笑んでいたように見えたのは気のせいだろうか…