第二話 未体験の知識
崩れ落ちる領主を背に、フェルナンドは歩き始めた。
途中、サルゴンの横を通り過ぎる瞬間立ち止まる。
「サルゴン、自身も次期王位継承者だということを忘れるな」
「──へ」
「"王子が認めた者である事"──自身の胸に聞いてみると良い」
フェルナンドは口角を僅かに上げ、舞台から姿を消した。
城前の騒然は最高潮に達した。
挙式が中止された事に民衆は慌て、呆れ、怒り、泣き出し──様々な感情が入り乱れ、知国兵や家臣達は走り回って騒ぎを抑えようとしている。
貴族席からは倒れた婦人が運び出されていた。
ついでに舞台上の領主も運ばれた。立てなくなっていたらしい。
そんな騒がしい会場の中、唯一静かな舞台上でシルヴィーは目を細めた。
──全て自分が原因だ。
人々が混乱し、仕来りや伝統や約束も全て全て壊してしまった。取り返しのつかない、重大な罪を犯してしまった。
それは分かっている…しかし笑いがこみ上げてきた。
これで、全ておしまいだ──
途中、サルゴンの横を通り過ぎる瞬間立ち止まる。
「サルゴン、自身も次期王位継承者だということを忘れるな」
「──へ」
「"王子が認めた者である事"──自身の胸に聞いてみると良い」
フェルナンドは口角を僅かに上げ、舞台から姿を消した。
城前の騒然は最高潮に達した。
挙式が中止された事に民衆は慌て、呆れ、怒り、泣き出し──様々な感情が入り乱れ、知国兵や家臣達は走り回って騒ぎを抑えようとしている。
貴族席からは倒れた婦人が運び出されていた。
ついでに舞台上の領主も運ばれた。立てなくなっていたらしい。
そんな騒がしい会場の中、唯一静かな舞台上でシルヴィーは目を細めた。
──全て自分が原因だ。
人々が混乱し、仕来りや伝統や約束も全て全て壊してしまった。取り返しのつかない、重大な罪を犯してしまった。
それは分かっている…しかし笑いがこみ上げてきた。
これで、全ておしまいだ──