Esperanza Leon(完結)
レオは城に戻るとユエと面会した。
彼は昼間に出会った時と同じように眼光は鋭かったが、その顔に敵意は感じられず大人しくレオの前に跪いていた。
レオが彼の縄を解かせるように指示すると、周りの者がざわつく。
しかし、ユエはレオに対して抵抗も反抗もしなかった。
そしてポツリと一言「カガリの手当ての礼だけは、しておく」と呟いた。
話を聞くと、どうやらカガリ…一緒にいた女性の負った傷は思った以上に深く、延命は絶望的だったらしい。
後はカガリを死なせてしまった事を後悔するしかなかった…が、そこにリザがやってきた。
初めは自身を捕らえにやってきたと思っただが彼女は医者も連れて来ていた。
医者はカガリの手術を行い、幸い一命は取り留めた。
リザは言った。
「恨みや後悔の連鎖はどこかで止めなくちゃいけない」と…
カガリは片手片足を切断する事になってしまった…だから、もう止める事にした。
確かに彼女をこのような状態にしてしまったレオやリザが憎かった。
奴らを「また」殺しに行こう、と思った──…
しかし…リザの言った言葉で分からなくなってしまった。
『誰が悪い』のか…
父を殺したレオが悪いのか、レオを護ったリザが悪かったのか…戦いを始めてしまった自分が悪いのか…
カガリがこちらを心配させまいと、ずっと微笑み続けているのを見ると、更に分からなくなってしまっていた…
ユエは「恨みや後悔の連鎖はどこかで止めなくちゃいけない」と呟く。
表情は固く、何かを堪えているようだった。
レオは拳が震えているユエを見、今の話の返答もなくただ一言、
「この者の罪、問わない事とする…」
と言い下した。
彼は昼間に出会った時と同じように眼光は鋭かったが、その顔に敵意は感じられず大人しくレオの前に跪いていた。
レオが彼の縄を解かせるように指示すると、周りの者がざわつく。
しかし、ユエはレオに対して抵抗も反抗もしなかった。
そしてポツリと一言「カガリの手当ての礼だけは、しておく」と呟いた。
話を聞くと、どうやらカガリ…一緒にいた女性の負った傷は思った以上に深く、延命は絶望的だったらしい。
後はカガリを死なせてしまった事を後悔するしかなかった…が、そこにリザがやってきた。
初めは自身を捕らえにやってきたと思っただが彼女は医者も連れて来ていた。
医者はカガリの手術を行い、幸い一命は取り留めた。
リザは言った。
「恨みや後悔の連鎖はどこかで止めなくちゃいけない」と…
カガリは片手片足を切断する事になってしまった…だから、もう止める事にした。
確かに彼女をこのような状態にしてしまったレオやリザが憎かった。
奴らを「また」殺しに行こう、と思った──…
しかし…リザの言った言葉で分からなくなってしまった。
『誰が悪い』のか…
父を殺したレオが悪いのか、レオを護ったリザが悪かったのか…戦いを始めてしまった自分が悪いのか…
カガリがこちらを心配させまいと、ずっと微笑み続けているのを見ると、更に分からなくなってしまっていた…
ユエは「恨みや後悔の連鎖はどこかで止めなくちゃいけない」と呟く。
表情は固く、何かを堪えているようだった。
レオは拳が震えているユエを見、今の話の返答もなくただ一言、
「この者の罪、問わない事とする…」
と言い下した。
