プリンの日
いつものようにハルヒと並んでお昼ご飯を食べ終えた僕は、お昼の番組を観ていた。
『──今日はプリンの日です』
テレビに映る女の人がそう言って、色んなプリンを紹介している。
牛乳プリンに卵にこだわったプリン、マンゴープリンに紅茶のプリン。それに、プリンの上に色々な果物やクリームが乗ったプリン。
それらはとても美味しそうで、たった今お昼ご飯を食べたばかりだというのに、プリンが食べたくなってしまう。
するとハルヒも同じことを思っていたらしく、「馨、プリン食べない?」と聞いてきたから、つい笑ってしまう。
「なんで笑ってるの、馨」
「…ごめ、だって僕も同じこと思ってたから。殿はあの果物とかクリームとか乗ったやつ好きそうだよね」
笑いながらテレビ画面を指差すと、ハルヒも「ほんとだ」と言って笑った。
それから、「あ!」と何か思いついたらしいハルヒは急に立ち上がるなり、みかんとさくらんぼの缶詰とプリンと、それからスプーンを持って戻ってきた。
「クリームはないけど果物ならあるから乗せて食べる?」
「いいね、それ!じゃあハルヒ、お皿もいるよね?」
「あ、そうだね」
「じゃあ僕持ってくるよ」
「ありがとう、馨」
みかんをたくさん乗せたら美味しいかな。さくらんぼはやっぱり一番上かな。そんなことを考えながら、お皿を持って戻ってくるとハルヒが楽しそうに缶詰の蓋を開けていた。
まあでも、きっとハルヒとだったら、普通のプリンでも美味しいだろうなとは思うけどね。
『──今日はプリンの日です』
テレビに映る女の人がそう言って、色んなプリンを紹介している。
牛乳プリンに卵にこだわったプリン、マンゴープリンに紅茶のプリン。それに、プリンの上に色々な果物やクリームが乗ったプリン。
それらはとても美味しそうで、たった今お昼ご飯を食べたばかりだというのに、プリンが食べたくなってしまう。
するとハルヒも同じことを思っていたらしく、「馨、プリン食べない?」と聞いてきたから、つい笑ってしまう。
「なんで笑ってるの、馨」
「…ごめ、だって僕も同じこと思ってたから。殿はあの果物とかクリームとか乗ったやつ好きそうだよね」
笑いながらテレビ画面を指差すと、ハルヒも「ほんとだ」と言って笑った。
それから、「あ!」と何か思いついたらしいハルヒは急に立ち上がるなり、みかんとさくらんぼの缶詰とプリンと、それからスプーンを持って戻ってきた。
「クリームはないけど果物ならあるから乗せて食べる?」
「いいね、それ!じゃあハルヒ、お皿もいるよね?」
「あ、そうだね」
「じゃあ僕持ってくるよ」
「ありがとう、馨」
みかんをたくさん乗せたら美味しいかな。さくらんぼはやっぱり一番上かな。そんなことを考えながら、お皿を持って戻ってくるとハルヒが楽しそうに缶詰の蓋を開けていた。
まあでも、きっとハルヒとだったら、普通のプリンでも美味しいだろうなとは思うけどね。