プリンの日
「ハルヒ、ただいま!プリン好き?」
家に帰ってくるなり、そう訊ねた僕を見もせずにハルヒは洗濯物を畳みながら「光、おかえり。プリン好きだよ」と答えた。その答えを聞いた僕はにっと笑ってハルヒの隣へと座る。
「はい、ハルヒ!プリン!これ美味いんだってさ」
僕とハルヒの分のプリンを机の上に並べて、1つのプリンのフタを開ける。
「ハルヒ、先に1口食べる?」
ハルヒは両手が塞がってるから食べさせてあげようと思って、スプーンでプリンをすくうとハルヒの口元へと持っていく。するとハルヒは僕を見ながら言った。
「…光、手洗った?」
「あ、洗ってないや。洗ってきマス」
「うん」
ハルヒに送り出されて洗面所まで手を洗いに来てやっと気が付いた。
……あのままだったらハルヒに食べさせてあげることになってたじゃん!!ハルヒが手を洗ってなかったことを思い出させてくれてよかった……!
赤くなった顔が早くおさまればいいのに。
そう思いながらしばらくの間、僕は手を洗い続けた。
家に帰ってくるなり、そう訊ねた僕を見もせずにハルヒは洗濯物を畳みながら「光、おかえり。プリン好きだよ」と答えた。その答えを聞いた僕はにっと笑ってハルヒの隣へと座る。
「はい、ハルヒ!プリン!これ美味いんだってさ」
僕とハルヒの分のプリンを机の上に並べて、1つのプリンのフタを開ける。
「ハルヒ、先に1口食べる?」
ハルヒは両手が塞がってるから食べさせてあげようと思って、スプーンでプリンをすくうとハルヒの口元へと持っていく。するとハルヒは僕を見ながら言った。
「…光、手洗った?」
「あ、洗ってないや。洗ってきマス」
「うん」
ハルヒに送り出されて洗面所まで手を洗いに来てやっと気が付いた。
……あのままだったらハルヒに食べさせてあげることになってたじゃん!!ハルヒが手を洗ってなかったことを思い出させてくれてよかった……!
赤くなった顔が早くおさまればいいのに。
そう思いながらしばらくの間、僕は手を洗い続けた。