I miss you, but I believe.
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「バジルは、あのノートを見たんだよね?」
「はい…。」
「じゃあ、あのノートの最初のページも、きっと見たよね。」
「……はい。」
「分かっちゃったかもしれないけど…
あの最初のページね、バジルのことを想って書いたんだ。」
照れと恥ずかしさを隠すように、悠月は笑いながら話した。
しかしバジルは笑わずに、悠月をじっと見つめていた。
悠月はバジルのその様子を見て、ごまかし笑いをやめた。
ふぅっと息をついて、悠月は思う。
―そうだよね。ごまかさずに、ちゃんと、伝えなきゃ。
「…私ね…ちょっと心配だったの。怖かった、っていうべきかな。」
悠月が、そっと語り始めた。
「周りの子は皆、毎日学校で会える人とか、毎週塾で会える人とか、
そういう…近くにいる人を、好きになってて。
上手くいくこともあるけど、別れたり、上手くいかないことも、結構あって。
それを見てると何だか…私だけ、取り残されているような気がしちゃって。」
そこで言葉を切って、少し間をおいて息をしてから、
また、悠月は語り始めた。
「…私も、取り残されないように、
近くにいる人を好きにならなきゃいけないかな、って
思ったこともあったんだけど……ダメだった。」
悠月はその時のことを思い出して、少し涙が出そうになった。
「…その時に私、ちゃんと分かったんだ。
私はバジルのことが、好きなんだ、って…。」
悠月が顔を上げて、バジルを見た。
驚いた表情をしたバジルと、目が合った。
悠月は泣きそうになりながら、
「私…バジルにまた会えたこと、本当に嬉しかったんだよ。
本当に、ずっとずっと、会いたかったから…。」
あふれる想いのままに、言葉を紡いでいく。
お守りのようにいつも身に着けているペンダントを握る。
ペンダントが、悠月の震える心に勇気を与えてくれる気がした。
「…いつかバジルに会えたら、伝えようと思ってた。」
バジルに一番伝えたいこと。
それはずっと前から、決まっていた。
―今なら、言える。
「私ね…バジルのことが、好きだよ。」
「はい…。」
「じゃあ、あのノートの最初のページも、きっと見たよね。」
「……はい。」
「分かっちゃったかもしれないけど…
あの最初のページね、バジルのことを想って書いたんだ。」
照れと恥ずかしさを隠すように、悠月は笑いながら話した。
しかしバジルは笑わずに、悠月をじっと見つめていた。
悠月はバジルのその様子を見て、ごまかし笑いをやめた。
ふぅっと息をついて、悠月は思う。
―そうだよね。ごまかさずに、ちゃんと、伝えなきゃ。
「…私ね…ちょっと心配だったの。怖かった、っていうべきかな。」
悠月が、そっと語り始めた。
「周りの子は皆、毎日学校で会える人とか、毎週塾で会える人とか、
そういう…近くにいる人を、好きになってて。
上手くいくこともあるけど、別れたり、上手くいかないことも、結構あって。
それを見てると何だか…私だけ、取り残されているような気がしちゃって。」
そこで言葉を切って、少し間をおいて息をしてから、
また、悠月は語り始めた。
「…私も、取り残されないように、
近くにいる人を好きにならなきゃいけないかな、って
思ったこともあったんだけど……ダメだった。」
悠月はその時のことを思い出して、少し涙が出そうになった。
「…その時に私、ちゃんと分かったんだ。
私はバジルのことが、好きなんだ、って…。」
悠月が顔を上げて、バジルを見た。
驚いた表情をしたバジルと、目が合った。
悠月は泣きそうになりながら、
「私…バジルにまた会えたこと、本当に嬉しかったんだよ。
本当に、ずっとずっと、会いたかったから…。」
あふれる想いのままに、言葉を紡いでいく。
お守りのようにいつも身に着けているペンダントを握る。
ペンダントが、悠月の震える心に勇気を与えてくれる気がした。
「…いつかバジルに会えたら、伝えようと思ってた。」
バジルに一番伝えたいこと。
それはずっと前から、決まっていた。
―今なら、言える。
「私ね…バジルのことが、好きだよ。」