I miss you, but I believe.
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「眠れない………。」
いつもより早くベッドに潜ったバジルだったが、一向に眠れない夜を過ごしていた。
上半身を起こし、枕元に置いた腕時計を見る。
「(午前1時20分……か。)」
もちろん、眠れない原因は、バジル自身が一番よくわかっている。
悠月の詩が書かれたノート。
それに書かれた、数々の言葉たち。
それを見られたと思った後の、悠月の反応……。
「やっぱり、謝らなきゃ。
謝って、それで…本当のことを、伝えなくちゃ。」
声に出して呟いてみたものの、どんな顔をして悠月に会えばいいのか、バジルには分からなかった。
それでもやっぱり、謝らないわけにはいきそうになかった。
このままじゃ、せっかく悠月に会いに来たのに、後悔だけが残ってしまいそうな気がする。
そうだ、やっぱり、悠月に謝ろう…。
悠月がもしまだ起きていたら、悠月に早く伝えたい。
………よし。
そう静かに決意すると、バジルは身を起こしてベッドから降りた。
音を立てないようにドアを開け、そっと部屋を抜け出した。