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星の息吹 - 冒険王ビィト another story-

ステラは気が付くと、家のベッドで横になっていた。

「んん…?」


窓から明るい光と、ゆるやかな風が入ってくる。
鳥のさえずりが聞こえる。

「…あれ…??」

ベッドの中、眠い目をこすりながら、昨日のことを思い出す。

侵入してきた最後のモンスターを倒すことができた時のことまでは、覚えているけれど…
ああ、そっか。ほっとしたら急に身体から力が抜けちゃって、それで…。

そんな風に昨日のことを思い出していると、ステラの部屋にノックの音がした。
朝寝坊してしまったみたいだし、お母さんが起こしに来たのかな…?

(ガチャッ。)

そんなステラの予想は外れた。
部屋に入ってきたのは、キッスだった。

「キ、キッス…!?」
「ステラ!目が覚めたんだね。おはよう。」

ステラと目があったキッスは、嬉しそうに微笑んだ。

それを見た瞬間、ステラは急に胸がドキドキしはじめるのを感じる。
と同時に、顔が熱くなるのを感じて、とっさに布団をかぶって顔を隠す。

「えっ…ステラ、どうしたんだい?」

少し驚いたようなキッスの声が、布団越しに聞こえる。

自分でも何が起こっているのかよく分からないステラは、ドキドキしながら、
でも、キッスの顔も見たくなって、そっと布団から顔を出してみる。

「あれ…?何だか顔が赤いようだけど、大丈夫かい?」

ステラを心配して、キッスがのぞき込むようにこちらを見ている。
そのことにまた、ステラの胸が鼓動を速める。

「熱でもあるのかな…?」

そう言いながら、キッスはステラのおでこに触れた。
ステラは、びく!と反応して固まり、数秒後にはまた布団に隠れた。

そして布団越しに

「熱…ない…大丈夫……!!」

とだけ答える。

「……??」

状況が飲み込めないまま、キッスは小首を傾げる。

「あの、えっと…き、着替える、から…先に、降りてて…!」

ステラに布団越しにそう言われて、キッスはよく分からないまま部屋を後にしたのだった。

ぱたん、と扉が閉まる音がして、足音が下りていくのを聞いてから、ステラはそーっと布団から顔を出した。
すっかり目が覚めてしまったけれど、ステラはしばらく布団にくるまってじっとしていた。

その後、胸のドキドキとほっぺたのほてりが収まらず、ステラはしばらく布団から出られなかった。
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