第一章 新しい朝
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―月明かりが、私の手首の枷を静かに照らしていた。
意味もなく右手を持ち上げてみると、
ちゃり…と鎖がこすれ合う音が、かすかに響く。
手首につながれた鎖は、闇に隠れた石壁とつながっていて、
今の自分の力では、決して外すことはできない。
足首に視線を落とすと、同じく枷。
その先には、重い鉛球。
足を動かそうとすればと、その鉛球が足を引っ張ってくる。
ああ、なんてじゃまなんだろう。
目を閉じた。
闇の中の景色を、まぶたの裏に思い描く。
自分の両手両足にはめられた枷。石床の冷たい景色。
そして眼前にあるはずの格子戸。いくつかの錠前。
そうやってまた眠りにつこうとしたその時。
突然強烈な光が、私の瞼の裏を貫いた。
驚いて眼をぎゅっとつぶっても、
その光はどんどん私の視界を白へと染めあげていって……。
意味もなく右手を持ち上げてみると、
ちゃり…と鎖がこすれ合う音が、かすかに響く。
手首につながれた鎖は、闇に隠れた石壁とつながっていて、
今の自分の力では、決して外すことはできない。
足首に視線を落とすと、同じく枷。
その先には、重い鉛球。
足を動かそうとすればと、その鉛球が足を引っ張ってくる。
ああ、なんてじゃまなんだろう。
目を閉じた。
闇の中の景色を、まぶたの裏に思い描く。
自分の両手両足にはめられた枷。石床の冷たい景色。
そして眼前にあるはずの格子戸。いくつかの錠前。
そうやってまた眠りにつこうとしたその時。
突然強烈な光が、私の瞼の裏を貫いた。
驚いて眼をぎゅっとつぶっても、
その光はどんどん私の視界を白へと染めあげていって……。