郷に入っては郷に従え
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「どうした!!敵襲か!?怖い夢か?!ゴ〇ブリか!!!!??」
慌てて部屋の中に入ってきて、叫びの原因だと考えられる事柄を一息にまくし立てる。
その迫力に気圧されてしまう。
『あ、いや…』
「…やっかましいよいサッチ……」
怒気を露わにさせながら、マルコは再び起き上がる。
そして先ほどの比ではないほどの超絶不機嫌な顔をして、サッチを睨みつけた。
「あ、わり……ってオォイ!!マルコお前ソファで寝るっつってたじゃねーか!!何一緒に寝てんだ!!」
「あァ?………あ」
『?』
「有言不実行男!最低!ケダモノ!」
「うっせーよい!!!しょーがねェだろい、酔ってたんだから…忘れてたんだよい」
「酔いを理由にすんな!」
2人はギャアギャア言い争っているが、一向に話についていけない。
きょとんとしていたら、それに気付いたサッチはこっちの話だから、と申し訳無さそうにしていた。
「んん…朝っぱらからどうしたのさ…」
「何だ何だ~?」
「寝ぼけてんじゃねーぞ~」
僕の叫びを聞いて、続々と船員たちが眠い目を擦りながら集まってきた。
申し訳ない事をしてしまった。
「…ったく…目が覚めちまったよい…」
がしがしと頭を掻くマルコ。
ふあ、と軽く欠伸をしながらベッドから降りる。
それに続くように僕も降りた。
「オゥ、ケイ。おはよう」
『おはようサッチ。何か、朝からごめんね…』
「いーっていーって、それより腹減ったろ?朝飯食おうぜ」
『!食べる!!』
「よーっしじゃあ食堂までレッツゴーだ」
こっちだぜ、と先導してくれるサッチ。
部屋の前に集まっていた船員たちを掻き分けて行く。
特に状況を理解せずに集まっていた人しかいないので、僕らが去ったあとは、何だったんだとぽかんとしていた。