欣喜雀躍
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『ヒェッ!!えと、じゃあ…』
「ケイ、お前年はいくつだ?」
緊張して上手く頭が回らなかった僕に助け舟を出すように質問を寄越してくれたのは、3番隊隊長ジョズさん。
『とし…あ、15です!』
「15ォ?!」
「ひゃ~若ェな~~!!」
「通りでちっこいわけだ」
『うっ』
「お前ここ来る前どこいたんだ?」
「何か芸ねえのか芸!」
「てかそんな細っこくて戦えんのか??」
「お前珍しい服着てねェか?なんだそれ」
ジョズさんの質問を皮切りに、周囲の人たちがどんどんと僕に質問を寄せてくる。
四方から聞こえる声に、緊張と相まって目が回りそうになる。
それでも迷惑はかけまいと、一つ一つに答えていく。
『ええと、ここに来る前は…日本という所にいました、海に囲まれた列島、です…!
芸は申し訳ないんですけど…何も出来ません…!
あと戦えません…!!役立たずですみません…
あとこの服は、僕が…所属していた団体の制服といいますか…まあ、学生服ですね』
僕の回答を聞いた目の前の方々は、それに対しても口々に、ニホンはどういう所か、何をして暮らしていたのか、得意な事はあるのか…などとたくさん聞いてきた。
それらを順々に答えていくうちに、僕の方も緊張がほぐれ、次第に自然と話せるようになっていた。
ちょうど僕が横にいた一人の船員さんに”ニホン”の食文化について聞かれ、”スシ”の話が終わった時、ふと目の前に視線を移すと、マルコさんをはじめとした隊長たちがこちらを見ていた。
はっきり言って迫力しかない。
いや、迫力と言うより圧力と言うべきか。
何であれ正直恐い。
『ひ、ヒェ…』