Calll my name






すぐに亀梨にキスされていると理解できた



亀梨から伝わる体温が心地よくて


私は静かに目を閉じた








「今のキス嫌だった??」



しばらくして唇が離れ


亀梨は舌で唇をペロッと舐めてこう言った




『………』


なにコイツ


…いつもは馬鹿オーラしかだしてないのに



今はものすごく大人っぽくて


私は不覚にもドキッとした




「嫌なんかじゃなかったんだろ…??」



亀梨の言ってることは間違ってはいない



私は小さく頷いた




「ほら、桃悟さんは俺のことがすきなんだよ」




そうやって自信たっぷりに言いながら笑う亀梨を見て



『そうみたい…』



私はまた泣いた


悲しくて流した涙じゃなくて



これは嬉しくて流した涙





.
45/50ページ
スキ