Calll my name
バイトが終わり
私は急いである場所へ向かった
それは亀梨のバイト先のコンビニ
少し離れた場所から店内を覗くと
見慣れた店員を見つけることができた
深呼吸をして私はそこに足を進めた
「いらっしゃいま…」
店内に入った私の姿を見て亀梨は固まったあと
少し困ったように頬をかいた
『…………』
「………」
二人の間に沈黙が流れた
私はただいつもみたいに名前を呼んでほしかっただけなのに
『急に来てごめんね、外で待ってるから』
静かにそう吐き捨てて亀梨の反応も見ずに店から出た
亀梨の困ったような顔が私の心を傷つける
涙が出そうになるのを必死に我慢して亀梨をひたすら待った
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