Calll my name







机の奥でクシャクシャになったプリントを引っ張り出した




進路を書かなきゃいけないはずなのに


まだ未記入のままのそのプリント




不思議ともう憎さは感じなかった


むしろやっと光りが差し込んでくれたという安心感と達成感ばかり感じた



私はそのプリントに初めて自分の意思を文字にして書いた



そのプリントに書いた私の答えには迷いなんて一つもなくて


自信に満ち溢れていた











.




39/50ページ
スキ