Calll my name








「桃悟さんっ」


『ッ!!』



ふと背後からの聞き慣れた声



私はゆっくりと振り向いた



『亀梨…』



亀梨はいつもの笑顔で私のほうへ向かって歩いて来た



『………』


私はその亀梨の動作を目で追った


「ずいぶん探した」


私の前に立ち止まった亀梨は少し悲しそうに笑った



「昨日のことだけど…」


『亀梨ごめ…』



「ごめんっ!!」


『えっ…』



亀梨は私が謝る前に頭を下げて謝った




『なんでっ…なんで亀梨が謝るの??』



「だって俺…無神経だった」



ちがう…亀梨は悪くない






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