Calll my name
「桃悟さん、」
となりを歩く亀梨は私の手を掴んでフラフラとさせた
『…ん??』
掴まれた手が少し気になりつつも私は亀梨に目線をやる
「今…俺、すっげー桃悟さんのことギューってしたいんだけど!!」
『はっ!?』
何言ってんの!?
『えっ…』
ふわっと亀梨の匂いが鼻を掠めたかと思うと
私は亀梨の腕の中にいた
「…………すきだよ」
『………っ』
亀梨の声は私の耳に真っ直ぐに届いた
『ねぇ亀梨…』
「…もうちょっとだけ」
私を抱きしめる亀梨の手に強く力が入った
「よっしゃ、充電完了」
『…充電』
「うん、充電」
亀梨はいつもの笑顔で頷いた
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