Calll my name
『…なんで??亀梨は進路決まってるのに』
「いや、俺が大学行くのはさ…今やりたいことが何もないからなんだよね」
『…え??』
じゃあそれって…
私と同じだってこと…??
「目線広げて自分がしたいこと見つけんの」
『………』
「だって最終的にはやっぱり働かなくちゃいけねーわけだし
どーせなら自分がやりたい職に就かないとさ」
そう言って亀梨は私に笑顔を向けた
街頭の明かりだけではよく見えなかったけど
亀梨の笑顔は私の目にしっかりと焼き付いている
「だから桃悟さん、焦ってもダメなんだよ」
『………うん』
亀梨がそうやって言ってくれると
不思議と今まで悩んでたことがフッと軽くなって笑顔になれた
『ありがと』
私は亀梨がいてくれれば…
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