Calll my name
『ぬー………』
「桃悟さーん」
『寄るんじゃねーよ』
「こわっ」
そして始まる
私とプリントの戦い
この日も私は朝から頭を悩ませていた
「なんでー??俺が書いたやつでいーじゃん」
『じゃあ聞くけど、あの答えで誰が納得するの??』
「え??俺!!」
『………』
亀梨が自信たっぷりにそう言ったとき
亀梨と話しても意味がないとわかった
『いーや、就職で』
「え、ちょ待てよ」
サラっと就職の文字だけを書いて
私は席を立った
「桃悟さんっ」
『ついてくんな』
「ひどっ」
本当は亀梨の昨日の言葉が頭から離れなくて
亀梨のことがまともに見れない
あー…照れてるんだ
この答えにたどり着くのにそう時間はかからなかった
亀梨はそんなこと気にしてないかもしれないけど
私は気になって気になって…
普通に接することができないでいる
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