あの日の記憶
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「…何??」
『えっと…竜…??』
俺はその子の言葉に固まってしまった
そしてその子の顔をよく見た
『あ…ちがってたら…ごめんなさい』
悲しそうに笑って謝るその子の顔…
俺は目を見開いた
駆け巡る記憶
『あ…その…失礼しました』
その子は俺に背を向けてすぐに去ろうとする
「待てよ」
その子はピタッと足を止める
「……ゆり」
『うそ………』
振り返ったその子は目をパチパチさせる
『竜…??』
そしてまた
俺の名前を呼ぶ
俺は二、三回小さく頷いた
ゆり
中学生の時に会って
三年間同じクラスだった
女なのにそんなの感じさせないくらい気が合って
いつも一緒にいた
ただ…急な転校で
ゆりは卒業式を目前に姿を消した
ゆりに会うのは
それ以来のことだった
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