いちいち突き刺さる竜の言葉



『意味わかんない』


「こうやって傷だらけになんのが…当たり前になってんだよ」


『………』


「ゆりが思ってるほどいいやつじゃない」


竜…難しい顔してる


『でも…今回のことで…手は出さなかったんでしょ??』


「なんで…知って……」


『隼人君がね…言ってたの…
先生と約束したって』



竜はびっくりしてる




隼人君は…ずっと話しててくれた



≪竜はいいやつだよ≫




泣いてる私は何もしゃべれなかった



だけど隼人君がずっと竜のことを話してくれて


最後に


≪大丈夫だよ≫


って言ってくれた




『もし竜が変わってしまったんだとしても…
私は…私は竜を受け入れたいよ』



この言葉に責任は持てる



だけど竜の顔が見れなくて


私は下を向いた



「………」


竜は何も言わない



すぐに後悔が私を埋め尽くす


何も言わない竜が怖くて…

涙がでてくる




『………ッ…』



私はずっと…竜が……





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