あの日の記憶
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人通りが少ない道は
なるべく避けてた
だけど今日は静かな気持ちになりたくて…
いつもなら通らない
裏道に入った
そこで痣だらけで
ぐったりしてる竜を見つけた
『りゅ…竜ッ…竜!!』
荷物なんてその場に落として
竜のそばにかけよった
「ん……ゆり…??」
目を少し開けて私を見る
『ねぇ何があったの!?』
こんなときこそ
しっかりしなきゃいけないのに
目の前に横たわる竜を目の当たりにして
冷静ではいられない
「…大丈夫…だから」
無理して立とうとする痛々しい竜
『大丈夫なんかじゃないよ!!』
私はボロボロになった竜を支えた
『消毒くらいはできるからアパートきて』
「ホントに…大丈夫…だ…から」
『いいから!!』
なんで強がってんの!?
こんな竜を私がほうっておけるわけがない
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