あの日の記憶
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……………
ごめん…俺…言葉が足りねぇわ」
立ち止まって動かない私を見兼ねてか
竜はしゃべりだす
「俺が言いたいことは…
ゆりは俺らのとこにこなくていいんだよ」
『な…何回も言わなくてもわかってるよ!!』
竜わざと言ってんの!?
ひどすぎる!!
「んー…だから……
ゆりが俺らに会いたいって思った時や
俺らがゆりに会いたいって思ったときは…
俺たちが…ゆりのところに行くから…」
『……え…??』
優しい竜の口調
そしてその内容にびっくりした
「ゆりが会いにきてくれるの…俺らは嬉しいんだ
…わかったか??」
顔を上げると竜は少し笑ってた
『ずるい…』
「は…??」
『竜はずるいよ』
私が歩き始めると
竜も私の速さに合わせて歩く
『竜の一言に気持ちが下がったり上がったりして…
疲れた!!』
「意味わかんねーから」
笑い声まじりの竜
『会いにきてくれるんだったら……会えるなら…
それでいいよ』
竜がどうしてあんなことを言い出したのかは
わからないけど…
きっと何かしらの事情があるんだ
でも会えるなら
いいって思ったんだ…
.