君の願い
仁「そう言えば最近お前彼女いねぇよな??」
何かを思い出したみたいに赤西は言った
「…あぁ」
この話題は避けたかったんだけどな…
仁「なんでぇ??」
能天気な赤西はズイッと踏み込んでくる
「…面倒じゃん??」
仁「…へぇ」
赤西はニヤッと笑って頷いた
「なんだよ」
当然赤西のその態度が俺には気に食わない
仁「別に…なんか亀も変わったなぁって思っただけ」
「変わった…??」
仁「うん…なんか雰囲気が柔らかくなった」
自分じゃそんなの思わないんだけど…
仁「…気がする……??」
首を傾げる赤西
「気がするって…」
ガタッと肩が落ちた
仁「まぁ亀梨はモテっから彼女なんてすぐつくっちまうんだろーなー」
「つくんねぇよ…??そんな簡単には…」
仁「らしくないセリフ」
赤西はそう言って笑ったけど
俺は至って真剣だったりした
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