君の願い
「元カノに似てる似てない関係無しにさ…赤西は香笑のことどう思ってんの??」
俺が聞きたいのはそこ
仁「いい子だよな」
はーっとため息をつきながら赤西は机にうつぶした
「元カノ元カノって…お前考えすぎ」
俺の言葉に赤西はチラッと目線をあげた
「似てるからってだけで香笑をよく知ろうともせずにマジ自分勝手」
仁「自分勝手なのは…わかってっけど…」
「言っとくけど…香笑…今日は学校にも来てねぇから」
仁「えっ………」
驚く赤西をほって俺は香笑が心配になり電話をかけた
プルルルル━
しばらく呼び出し音が鳴る
≪…もしもし≫
「…起きてた??」
≪う…ん
今起きたところ≫
香笑は少々ダルそうな声をしている
「そっか」
≪亀梨君
ごめんね…≫
「………」
急に謝られたから少しびっくりした
「冷蔵庫に食い物入ってるから
すきなの食えよ??
あと…薬もちゃんと飲めよ」
≪………はい
ありがとね≫
フッと笑顔の香笑が思い浮かんだ
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