君の願い

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香笑はパァッと笑顔になった



『亀梨君はいい恋愛してそうだねッ』



そしてこう言った



「まぁ…香笑ほどではないけどな」



『なにそれー』




…俺がすきなのはお前だっつーの




でもどんだけへこんだって香笑は赤西を諦めようとはしない


そんな香笑を俺はもっとすきになったし



応援してやりたいとも思った





俺が感情を抑えれば上手くいく



そんな気がしたから…








メシ食ってる時も香笑の頭は赤西でいっぱい



それを必死に隠そうとしてる香笑を見てるのは面白かった



「どーせ早く放課後になんねぇかなぁって考えてんだろ??」


『なッ…!!からかわないでよ!!』



顔を赤くしてうつむく香笑




俺はそんな香笑をただ笑って見つめた









香笑…


頑張って…くっつけよ



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