君の願い
で…俺は結構落ち込んだわけで
落ち込んでる理由もハッキリわからない
ただ香笑が赤西をすきだったって話
俺は完璧に授業を受ける気を失くした
「じゃあ授業終わったら起こして」
『寝ちゃうの!?』
香笑と席が隣なのはこれで二回目
貴重だとは思うけど…今はそれどころじゃない
渋々香笑は俺の睡眠を承諾した
「…あ…これだけ言っとくけど
赤西は手強いからな」
俺なんでアドバイスしてんだ…??
余裕か??余裕の発言か??
『そうだよねー…』
だから余裕なんかねぇって!!
そうだよねって…香笑は赤西がすきって認めてる
『うぇ!?亀梨く…それどういう意味!?』
コロッと態度は急変して俺に焦った表情を見せる
「うぇ!?…ってなんだよ」
『そッそんなことより』
「落ち着けって」
とは言ったものの…落ち着けない様子