『できたーッ』



早ッ…


わかってることだけど



碧は俺より頭がいい


『和也はできた??』


「まだ…」


俺に聞くなっつーの…



『うわー…まだまだじゃん!!』


「しかたねぇじゃん…」



しかたねぇじゃん

なんか…碧がそばにいると


勉強どころじゃなくなるんだって…



『…んー…眠い…
和也ぁ…ベッド借りるよー??』


「は…??」


碧は俺の許可もとらずに

勝手にベッドに寝転がった


そりゃねーだろ…



『ねむ…』


マジで寝る気!?



俺はノートをパタンと閉じて

碧が寝転ぶベッドに向かった



『……あれ??もうできたの??』


「そんな早く終わるわけねぇじゃん」



『だよねー』


碧は呆れながら笑う


「わかんねぇから
もーやめた」


ｷﾞｼッ━



もっともらしい意見を言って


ベッドに腰掛けた




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