「ッ…」

目が合って…なんかすっげぇドキッとした



『私…何もできないかもしれないけど…
話なら聞くよ??』


本気で心配されてるし…



俺…なんで前のことなんか考えたんだ…??


心配しなくても碧は俺のそばにいるのに


「碧が…」


俺はそっと口を開けた


『私が…??』


語尾を上げて疑問を残す碧





「…すきだから」





前を向いて一息ついてから
俺は言った



『…っえ』



戸惑った感じの碧の声



でもそのあと



『ありがと…』


少し照れた声でこう言う



『でも…心配事って??』



「ん…??それが心配事」



『…??それじゃわかんないよ…』



「え…なんで??
じゃあ…もう一回言おうか??」



『そういう意味じゃなくてー
何が心配なの??って聞いてるの』



次第に碧の声には笑いがまじってくる



「すきだと心配になんだよ
でも今は大丈夫だから」



だから俺も少し笑って答えた







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