和也に出会ったのは


仁と付き合いだしてからだった








前々から仁は≪亀≫という友達の話を私にしてくれてた



≪今日亀がさぁ━≫




いつもいつも仁が楽しそうに話すから


私は当然≪亀≫という人に興味を持った








放課後


たまたま私が仁の教室まで行った時だった



仁「あっ敏子
教室まできてくれたんだ
ちょうどよかった!!これが亀」


≪亀≫と呼ばれる彼の肩をバシバシ叩きながら仁は私に≪亀≫を紹介してくれた


和「噂の仁の彼女??」


ジッと私のことを見る


私はその目に捕らえられてそらせない


『…うん』


私が固まったまんまそう答えると和也はフッと笑顔になった


和「俺の名前は亀梨和也
よろしくな…敏子」










それから当たり前のように和也と私は仲良くなった


三人で遊ぶこともよくあった




クールな顔なのに実は熱い性格の持ち主



お人よしで私たちは彼に何度も助けられた



和也は…友達だよね??




なのにどうして…??



どうして私を抱きしめたの??



どうして私は…こんなに動揺してるんだろう…




和也が頭から離れない




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