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和「敏子…??」




『………ん??』



和「なんか…最近ぼーっとしてっけど大丈夫??」



学校へと向かう道



和也に顔を覗き込まれこう聞かれた


その言葉に私はハッとした



『えっ…だ…大丈夫…だよ』



なんだこの明らかに焦った態度は…



自分でも引くくらい下手くそな演技…



和「…………そっか」




和也は悲しい笑顔を私に見せ付けた





なにその笑顔…


なんで…そんな顔するの…??



和「俺らって付き合いだして一ヶ月半くらいになるんだよな」



ピタッと足を止めた和也は私の顔を見てこう言った




『………??…うん…そうだね…』



和也は一体…何が言いたいんだろう



和「敏子はさ…この一ヶ月半ずっと…誰のこと考えてた??」



『え………』



答えられない私



和也はゆっくり歩き出した


つないでた手は優しく引かれ


私も歩き出した




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