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私が泣きやむまで頭を撫でてくれた和也



それで私がどれだけ安心できたか…



『………ごめんね』



和「謝んなよ」



泣き腫らした目がじわじわと痛む



『だって…私…迷惑かけてばっかり』



和「俺は別に迷惑だなんて思ってねぇよ」



いつでもそう



和也は私を大事にしてくれる



『明日…腫れた目で学校行っちゃうかも』



和「そしたら笑ってやるから心配すんな」



『なっなにそれ!!』



和「やっと笑った」



『えっ…??』



和也はフッと笑顔になって私の髪に手を通した



和「敏子の笑った顔…すっげぇ落ち着く」



私が笑顔になれば…和也が喜んでくれる



『………』



≪嬉しい≫



こんな一言じゃ私の今の気持ちが和也に全部伝えられないような気がして言えなかった



頭の中で言葉を探したって出てこない



どうにかして伝えたくて



私は和也を強く抱きしめた



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