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和也は私に優しくしてくれて


私は和也の想いをいっぱい知った





だけど一つ気になることがあった






それは和也が私に触れようとしないこと




キスはもちろん…手をつないで帰ったこともない





だからちょっと不安だったんだ…


和也は…私のこと彼女って思ってくれてるのかな…??









和「…敏子??」



『…えっ…何??』



帰り道…和也に名前を呼ばれハッとした



和「なんか…思い詰めてる顔してたから」



和也は淋しそうな笑顔でこう言った



『…ううん』



首元にそっと手を持って行けばそこには和也が巻いてくれたマフラー


その温かさに幸せの笑顔が零れた


馬鹿だな…私…和也に変な心配かけちゃった



『ねぇ和也??今日は手つないで帰ってくれる??』



私はそっと左手を差し出した