光をあげる
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特別棟の階段の最上階のドアの前まで足を運んだ
「…屋上か」
『そっ屋上
私たちの棟は屋上の鍵が開いてないの
だから屋上に行きたいときは特別棟ね』
「ふーん
気がきくじゃん」
『あっ言っとくけどサボりにきちゃダメだよ』
ガチャ━
私の話を聞いてるのか聞いていないのか
亀梨君はドアを開けて屋上に出る
『ちょッ!!亀梨君』
私も亀梨君を追い掛け屋上に出た
屋上には眩しく青空が広がってた
『………』
「…………」
亀梨君は何も話さず
ただ呆然とそこに立ち尽くす
私はそんな亀梨君の背中を眺めて
なんとなく違和感を感じた
『亀梨君は…どうしてそんなに浮いてるの??』
「林…だっけ??」
彼は私に背を向けたまま
『え!?…うん』
ってか質問の答えじゃないし…
「…失礼な質問だな」
肩を震わせて笑う彼はそう言った
ああ…確かに失礼な質問かも………
『……えっと…ごめん』
.