仁「えっ…何泣いて…」



もちろん仁は驚いた様子だ



『…ッ…ふっ…ぅ…』



でも私は涙を止めることができない


止まらない涙を手で押さえた


仁「言ったじゃん…俺…
なんかあるんだったら言えよって」






仁がいてくれて…


よかった








少し落ち着いた私は


仁に話をすることを決めた



『私ね…………
妊娠したかもしれないの』


震えた声で私は言った


仁「…えっ」


私は仁の反応が怖くて下を向いた


仁「……それって…亀梨…??」



仁の顔を見れないまま私は小さく頷いた



軽蔑した…??


もう私なんかと一緒にいたくない…??



仁「…一人で悩むなよ」



『え…っ??』


仁の予想外の言葉に私は思わず顔を上げた



そしたら仁は笑顔でいてくれて


私の頭を優しく撫でてくれた



仁「お前それ一人で悩んで弱ってたの??
ありえねぇー」


『だ…だって私…和也のこと信じれてない…
…言えないよ…こんなこと』



和也には…言えないよ



嫌われてしまうかもしれない



そんなの…たえられないよ



.