光をあげる
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≪妊娠してるかも≫
こんなこと…言えない
困った顔をする和也しか
頭に浮かばないんだもん
私は確かに和也がすき
だけど…≪すき≫って感情だけでどうにかなる問題じゃないでしょ…??
それに…和也は私のことをどう思っているかなんて
知らないんだから
和也とはキスだってするし…
恋人みたいな関係が続いてる
だけど付き合ってるわけじゃない
お互い…≪付き合う≫なんて言葉を発してなんかいない
私はもしかしたら…
和也の遊び相手なのかもしれない
和也の優しい笑顔を知っているのに
最低なことを考える私
そんなことないって
自分に言い聞かせなきゃいけないなんて
最低だ
だから余計に言えない
私は和也を信じきれてないんだ…
『…ッ!!』
そんな自分に気づいてしまった
悲しみで詰まる息苦しさ
堪えきれない涙が保健室のベッドのシーツに染み込んでいった