光をあげる
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唇に触れてた私の手を
和也はそっとつかんできた
「麻世うぜぇ…」
『ぅ…わかってる!!』
グサッと突き刺さる和也の言葉
「ま…麻世らしくていいけど…??」
そう言った和也は私に顔を近づけてくる
『……っ』
和也の唇が私の唇に軽く触れた
拒もうと思えば拒むことだってできた
でも私はそれをしなかった
私は…和也を拒まない
ゆっくりと離れた唇
先に言葉を発したのは和也だった
「もっとスゲェ嘘言えばよかった」
…は??
『え…嘘だったの??』
親友とケンカしたってのは…うそ??
「さ…帰るか」
和也は私の質問に答えようとせず
キョトンとしたままの私の手を握った
和也が謎なことばかり言うから…
忘れてた
≪ヒトを簡単に信じないほうがいい≫と言った
和也の冷たい目
同じ時間がずっと続くわけじゃない
人は…私たちは変わらなくちゃいけない
でもそうなる時期が
少し早過ぎたんじゃないかな…??
私はまだ…この時間が続くと思ってた…
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