光をあげる
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『和也には何か特権でもあるの??』
一つずつ過ぎてく教室を横目に私は和也に聞いた
先生は生徒である和也に何も言えなかったから…
「は??特権??ねぇよそんなの
俺が怖いだけなんじゃねぇの??」
和也…そんなに怖い顔してたかなぁ??
『………??』
私は先生に対応してたときの和也を必死で思い出していた
「マジで考えてんじゃねぇよ」
和也がボソッとつぶやいたけど
私の中ではまだ納得がいかなくて首を傾げた
「教室ついたぞ」
『あっ…うん』
そう言ってそっと離された手を見てちょっとびっくりした
和也に腕を引かれてここまできたことを忘れてたから…
和也が掴んでた私の腕に少しだけ違和感が残った
私はバッグを取りに教室に入った
『私…和也のこと怖いって思ったのは…最初のほうだけだよ』
冷めた目が怖いと思った
「…………」
和也はなんにも言わずに私の話を聞いている
『今は怖いなんて思わないよ』
「麻世知らねぇの??
ヒトを簡単に信じないほうがいいって」
そう言った和也はまた
少し冷たい目になった
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