君の夏
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また補習の日々が始まった
ムカつくくらいセミの鳴き声が聞こえるのはきっと…
グラウンドに野球部がいないから…
でも私には
なんだかそれが信じられなくて
グラウンドばかりを意識し
補習はそっちのけでいた
思い出すのは昨日のことばかり
和也の必死な姿だった
もう…終わってしまったことだから
どうこうできるわけじゃない…
だけど…それでも
『…………っ』
私はもっと和也を見てたかった…
よそ事ばかりを考えてた補習は
あっという間に終わった
私はいつもの癖で
窓からグラウンドを眺めた
誰もいないグラウンドは
物寂しくて…
昨日雨だったのが嘘みたいに
太陽の光が絶え間無く降り注ぐ
いつもなら
和也が私に気づいて……
ううん…
もう和也の夏は終わったんだ…
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