君の夏
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一時間くらい雨は降り続けた
私はずっと傘を握りしめ
ただ願ってた
≪ただ今から試合を再開します━≫
アナウンスが球場に鳴り響く
私はそっと顔を上げた
観客の歓声が響き
球場には
球児が勢いよく飛び出してきた
私はそれを見て
泣きそうになった
そして見つけた
自分の守備位置に走って向かう
和也の背中…
友「じゃ…私も応援の場所に戻る」
私の肩をポンッと叩き
友達はチアの元へ戻って行った
和也はセカンドで足を止める…
私がすきなのは
セカンドを守る和也
『和也っ頑張れ…』
そっと…だけど和也に聞こえるくらい想いを込めてつぶやいた
右手の拳を胸の辺りに持っていく和也
『………え??』
私の思い過ごしでもなんでもいい
確かに和也は私のほうを見てて
トントンと胸を軽く叩いて見せた
和也の顔までハッキリ見えるわけじゃない…
でも私にはそう見えた
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