君の夏
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『あ…りがと』
私は素直にタオルを受け取り濡れた髪を拭いた
そして私はまた球場を眺めた
審判がブルーシートを運び
マウンドが濡れないように覆う
『ねぇ…このまま雨がやまなかったら…どうなるの??』
友「……っ…」
私の顔を見たまま友達は話すのをためらってる
『……ねぇ…』
友「もう八回裏まで終わってる…だから…このまま雨がやまなかったら…試合終了になる」
『待って…!!
じゃあ…負け…ってことなの??』
一点とられてる…
このまま試合終了になってしまったら…
私は…和也は…
友「雨がやまなきゃ…負けは確実だよ…」
私は唇を噛み締めた
『……諦めない』
友「もちろんだよ」
私は雨が落ちる空を見た
やんで…
最後まで試合しなきゃ
何が起きるかわかんないのに
可能性を秘めたまま
終わりになんてしないで
和也の…私のやり切れない思いは
どこにぶつければいいかわからなくなってしまうから…
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