君の夏
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試合中…
目で和也を無意識に追ってしまう
和也しか見れてない…
そんな感じだった
華やかなチア部も目に入らない
吹奏楽部の演奏する曲も…歓声も
聞こえない
私が心の中で≪頑張れ≫って叫ぶ声だけしか聞こえてこなかった
バッターボックスに立つ和也の後ろ姿は
今までこっそり見てた練習より
何倍も何倍もかっこよかった
和也に…勝ってほしい
そんな私の願いも虚しく
一点を取られたまま
試合は一旦停止になった
その時にやっと気づいたのは
吹奏楽部の音楽が消えていたことと…
雨が降っていたことだった
私は慌てて傘を出した
友「優っ
何してんの!?ベタベタじゃん!!」
チア部の友達は私に駆け寄って
心配そうな顔をした
『…気づかなかった…
ぶっ…』
友「タオル貸してあげるから」
顔にタオルをかぶせられた
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