君の夏
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朝から天気はよくなかった
だから私は家を出る前に
てるてる坊主を作って
晴れることと
和也の勝利をお願いした
和也に面と向かって≪頑張って≫と言えなかったこと
今さらながらに後悔した
球場は分厚い雲で覆われていた
でもそれに負けないくらいたくさんの観客に
私は圧倒されてしまった
ここで和也が試合をする…考えただけで手に汗を握る
試合開始を待つ応援席はすでに準備は万全だった
友「優がくるとは思わなかったよ」
チア部の友達が私に近づいてニッコリと笑いそう言った
『だって……』
和也が…来てって…
『……大事な人が…いるから』
私がそう言うとその子は丸でわかってるかのように頷いた
友「私も精一杯応援するからね」
そうとだけ言ってその子はチア部のポジションへ戻っていった
≪大事な人が…≫
誰かにそんなこと言ったことがなかった
だから私は恥ずかしく思いながらも
確信していく…
和也…頑張って
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