君の夏
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『……』
そろそろ補習に飽きを感じてきた十一時
私は目線を窓の外に移した
あいにく私の席は窓際じゃなくて
球児の声と金属音くらいしか聞こえない…
今日も頑張ってるんだ…
明日…試合だもんね…
私はまだ
行くか行かないかで悩んでて
自然とため息が出た
バンッ!!━
『ッ!!』
急に勢いよく教室のドアが開いた
その音に
教室にいたみんなはビクッとなった
誰がきたかと思えば…
「あ…れッ??
まだッ…補習ッ…やってた…んすか」
息を切らした和也だった
先「亀梨!!お前驚かすんじゃねぇ!!」
先生のその声と共に
教室は爆笑のうずに包まれた
でも私はその中で
笑えないでいた
「じゃ…待って…ます」
和也はチラッと私を見て教室を出て行った
私の心臓はドクンと波を打った
先「一体亀梨は何しにきたんだ??」
先生のその一言に
また教室は笑いに包まれた
もう私の頭に補習の内容が入ってくるわけがなかった
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