私の願い
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「なんで!?」
『わッ!!』
三十分くらい経ったとき
目を覚ました彼は私の腕をグッと引っ張った
「なんでここにいんの!?
お前…まさか…わざわざ大学まで…」
『…えっ…』
彼は痛いくらいのまっすぐな視線を私に向ける
でも…待って………
気づいたの
仁の目に私は映ってないんだね
「あ………香笑…??」
しばらくして正気を取り戻した仁は
私の名前を呼んだ
『…そうだよ』
どうしよう、全然笑えない……
作り笑いすらできないよ
「…ごめん」
髪をクシャッと掻き上げて
唇を噛み締める仁
『………』
無理…言葉がでない…
「会えるなんて思ってなかった…」
うつむいた仁は意味がわからないことを言う
「…髪のばしてんだ」
私も自然とうつむいていた
「今は…どうしてんの??
元気でやってんの??
…幸せ??」
この言葉は…私に言ってるんじゃないんだもん
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