幸せの約束
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『……ッ……』
あがった息を整えて
私は駅のホームを見渡す
仁の姿は見えなかった
そりゃ帰るよね…
いつもより二本も遅い電車だもん…
私はベンチに腰掛けた
変な期待しちゃった…
「すみません…隣座っていいですか…??」
聞き慣れた声がして
私は顔をあげた
そこにいたのは
『仁ッ!!』
仁…
「お疲れ様」
彼は私の隣に座る
『もう…帰ったのかと思ってた…』
仁がいる…
「なんで…??」
待っててくれたんだ…
『いつもより…電車二本もあとだし…』
どうしよう
すごく嬉しい
「だって…」
『だって…??』
彼は右手の小指を立てる
「約束した」
『うん…約束…したね』
だから…待っててくれたの…??
私は…別れのあいさつだって思ってた
彼は…
ちゃんと私と約束をしてくれてたんだ
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