チャラ男と私






「いや、別に??」



しれっと亀梨君は答えた





その態度が気に食わなかったのか赤西は





「あんまり白石に近寄らないで下さい」





と、私が聞く限り本気でそう言っていた




「私が亀梨君と話したくてここにいるの、それに亀梨君には感謝しなきゃダメでしょ??」





「はぁ??感謝??」




赤西は私から離れ、ぶつぶつ言いながら亀梨君のとなりの席に座った




「ってかマジでカメむかつくんだってー!!白石のことになるといちいち突っかかってきやがって!!」




赤西は亀梨君に向かってベーッと舌を出している





「だって仁の反応おもしれーんだもん」



「キィィィー!!!!」




言い負かされて奇声を発する赤西と、冷静な亀梨君を見てると、おもしろくて仕方なかった







「いっときでもカメと白石がお似合いだって思った俺もムキィィィィー!!」





「やめて赤西、うるさい」





「………むー」





少し落ち着いたものの鼻息は荒いままだった






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